人事制度を作る・作り直すならこの本「決定版 7日でつくる人事考課」がおすすめ

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この記事は、今から人事考課制度をつくろうとする場合や、すでに行っている人事考課を時代に合わせて見直したい場合に参考になる本を紹介しています。「10年活かせる人事制度の3つの特徴」などもありますので、ぜひ最後まで読んでいって下さいね。

【書名】
決定版 7日で作る人事考課

【著者・出版社】
平康慶浩著 明日香出版社刊

【おすすめポイント】
●7日間で人事考課制度をつくるために押さえるべきポイントがわかる
●「これから人事考課をつくる」「人事考課を見直す」の両方に活かせる
●業務に使える各種データをダウンロードできる

【本書はこんな感じ】

人事を専門に数々の起業の成長を30年以上支援してきた著者。その著者による「選ばれ続ける」「多様性を前提とした」「利益を生む」ための人事改革マニュアルと言える1冊です。人事制度の仕組みの説明から効果的な作り方まで幅広く活用できます。

実務の説明に先立って、巻頭の「はじめに」では「10年活かせる人事制度には3つの特徴がある」と書かれています。

その3つとは

①労働市場を前提とした「選ばれ続ける仕組み」
②働く側の「多様性を前提とした仕組み」
③「利益を生むことを強く求める仕組み」

今や転職は当たり前に考えられており、働く年齢層の幅や人材の国籍も広がっています。そしてこれまでになかったビジネスを生んで利益を上げ続けていく必要性も出てきています。今後10年を見据えた時、この3つの特徴を備えた人事制度が求められているというわけですね。

本書は大きく分けて

・人事制度を1からつくるための「ファストトラック編」
・すでにある人事制度を改定するための「詳細設計編」

で構成されていて、それぞれ7つのステップで成り立っています。

「ファストトラック編」は

1日目 等級定義【ビジネスに必要な人材を定義する】
2日目 月給制度【人を雇うための基準を定める】
3日目 頑張る仕掛けをつくる【給与改定ルールの設計】
4日目 成長のための期待を示す【昇格・任用基準の設計】
5日目 長期勤続のためのインセンティブ【賞与基準の設計】
6日目 新陳代謝により組織を活性化する【採用&退職ルールの設計】
7日目 安心して働けるようにする【勤怠&福利厚生の設計】

で人事制度の大枠と注意すべきポイントが書かれています。ヒト・モノ・カネの「ヒト」に関する基本的な部分をしっかり作り上げることは、会社の安定には欠かせませんよね。

「詳細設計編」は

STEP0 詳細設計編 今すでにある人事制度をさらに良いものにするために
STEP1 グランドデザインとして人事戦略を定める
STEP2 等級制度を体系化する
STEP3 報酬制度を総合的に整理する
STEP4 評価制度を基準とコミュニケーションで整理する
STEP5 採用から代謝までのフローを定める
STEP6 移行措置を定め丁寧な浸透を図る
STEP7 企業文化として定着させる

今の人事制度が出来上がった当時とはすでに環境が変わっていたり、従業員が求めるものが変化しているということもあるでしょう。詳細設計編はそうした状況に対応するためのノウハウが書かれています。未来の成長を見据えてより人材を活用できる制度にしていきたいと考える場合も活用できます。

本文で紹介されている各種ひな型にはQRコードが付いていて、ダウンロードが簡単なところも魅力です。本書を読んで「これいいな!」と思ったらすぐダウンロードができて、実務に使えます。

出典:平康慶浩「決定版 7日で作る人事考課」(明日香出版社、2025年)

実務の解説を補うコラムも、とても良いです。ちょっとした話題や実際のエピソードが挟まることで実務をより深く考えられます。個犬的には

・せこかった昔の給与制度(P.226)
・少し変わった「求める人材像」の例(P.329)

は特に興味深く読めました。

出典:平康慶浩「決定版 7日で作る人事考課」(明日香出版社、2025年)

時代にと共に人や環境は変わっていきます。今の人事制度を見直してみて解決すべき課題が見つかったら、ぜひ本書を手に取ってみてください。



なお、本書は僕が参加している書評チーム「ツナグ図書館」を通じて読ませていただきました。「ツナグ図書館」についてはこちらでご紹介していますのでどうぞ読んでみてください。

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