英語初心者にこそ知ってほしい勉強法の本「使うための英語」を書評

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この記事は英語の勉強を始めたばかりの方や英語学習がどうも上手くいかないという方、もっと英語を上達させたいという方々がそれぞれの状態に合わせて効果が出る勉強法を紹介しています。世界レベルの英語が身に付くヒントともいえるので、ぜひ最後まで読んでいって下さいね。

当ブログはあなたの悩みを解決する情報を処方箋のようにお出ししています。初見でも伝わるとは思いますが、下の説明を読んでもらえるとより楽しめるので良かったら読んでみて下さい。

【書名】
使うための英語─ELF(世界の共通語)として学ぶ

【用法・用量】
・英語をどう勉強したらいいかわからない
・ずっと英語を勉強しているけどなかなか身に付かない
・世界の人たちと英語で交流出来るようになりたい

などの悩みや希望をお持ちの方々におすすめ。

英語の勉強に取り掛かる前に読むと「自分は何のために英語の勉強をするのか?」を再認識できて学んだことをより吸収できるようになる。

【効能・効果】
●実際に使える英語を身に付けられるようになる
●仕事・留学・旅行などに役立つ英語の勉強法がわかる
●自分の英語レベルに関わらず世界の人たちと英会話を楽しめるようになる

【製造・販売元】
瀧野みゆき著 中央公論新社刊

【注意】
ELF(エルフ)という考え方が何を大切にしていて、これまでの英語と何が違うのかを知ってからの方が本書の英語勉強法が頭に入りやすい。なので、ELFのことがわかる「はじめに」「序章」「第1章」は飛ばさずに読もう。

【備考】
“英語”というと、

「学校で勉強はするけれど全然話せるようにならないし、ましてや英文なんて書けない」

とか

「いざ英語で話しかけられると何も答えられずに黙ってしまう」

という経験をしたことがあるのではないだろうか?

世界的な交流が盛んになったことで英語は今までよりもっと身近になり、小学校から習うようにもなった。そんな現代で本書は、これまで僕らが経験したものとは全く違った考え方で「使える英語」を身に付ける勉強法が書かれている。

その勉強法の基礎となるのが「ELF(エルフ)」(English as a Lingua Franca)という考え方。英語を“世界の共通言語”として触れてみようとすることだ。特に、生まれた時から使っている言葉が英語でない国の人たちが英語を使う場合を本書では「ELFユーザー」としている。

ELFには5つの特徴がある。

1.目的をかなえるための英語
2.多様な相手と多様な英語
3.多言語と多文化が織り込まれた英語
4.偶発的で、流動的で、柔軟な英語
5.不平等で不条理な英語

つまり、英語が正しく使えるかよりも目的を果たせるかどうかが重要で、生まれたときから英語に親しんでいない国の人たち同士が英語を使うわけだから、すんなり会話ができるとは限らないということを予め心得ておくのがELFだ。

そしてELFを基にした英語力を身に付ける5つの“作戦”がある。

作戦1.どう英語を使うか、具体的にイメージする
作戦2.必要順で学び、完璧を求めないと割り切る
作戦3.怖がらずに英語を使い、必要なスキルは足す
作戦4.マルチリンガルの複合的な力を総動員する
作戦5.どう伝わるか、相手の文化を考える

中でも「作戦4.マルチリンガルの複合的な力を総動員する」は面白いと思った。


この作戦は、相手の英語がわからない時や、仕事で大事な内容を英語で表さなければならない時は自分の国の言葉で(日本人なら日本語で)考えるということ。

頭の中を完全に英語だけにできなくても、自分の国の言葉の助けを借りて英語でのコミュニケーションを成り立たせることができるのだ。

本書はそんなELFを基にして次のような構成になっている。

はじめに
序章 ELFを概観する
第1章 ELFユーザーとして、ELF発想を考える
第2章 音に浸る─英語の学び方1
第3章 自分のニーズから学ぶ─英語の学び方2
第4章 「相手に伝わる」を考える─英語の学び方3
第5章 テクノロジーを活用する─英語の学び方4
第6章 その先に─自分に合った英語を目指す
あとがき

序章と第1章でELFの考え方や実例、第2章~第6章で発音や読み方、メールの書き方やインターネット・AIを利用した英語の上達法など詳しい英語勉強法が書かれている。

勉強法の例としては


・発音する時は「カタカナ読みをしない」
・話す時は自分の話したい内容を5つ程度の固まりに分ける「ブロック法」
・英英辞典・英和辞典の使い方
・生成AIを使ったメールの書き方

などがあり、英語を「使う」ためのあらゆることを学ぶことができる。

こうした詳しい勉強法が本書の最大の魅力で、自分の伸ばしたい部分や苦手な部分のために勉強法のところから読んでも構わない。


しかし、勉強前に「ELFとは何か」ということを知っておくことがやはり重要だと僕は考えるので、序章・第1章はぜひ読んでいただきたい。英語を勉強することへの考え方や思いが一新されることだろう。

英語を「使える」ようになる方法は様々あるだろうが、本書はそれらの方法の中でもかなり効果が期待できると感じた。英語学習の大きな助け舟となる1冊である。

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