この記事は、会社での人間関係を良好にすることで会社から評価されるようになる本を紹介しています。会社での人間関係をつくっていく上で大切な考え方も書いていますので、是非最後まで読んでいって下さいね。
本の概要
会社は生身の人間の集まり。好き嫌いや相性が評価に影響するのは当たり前。そんな中で成功するために“仕事ができる人”よりも“人間関係を制する人”になることをテーマに、社会人1年目から知っておくべき人間関係の在り方やコミュニケーション術を戦略的かつ具体的に解説してくれています。
本書の構成は
序章 学校で成績が良かった人ほど会社に入ってから苦戦している
1章 知らず知らずのうちに敵をつくっていないか?
2章 飲み会、食事会、プライベートでのコミュニケーション
3章 なぜか好かれる人のコミュニケーション
4章 苦手な人とのコミュニケーションの取り方
5章 協力者・味方を増やす
6章 人間関係を良好にしながらモチベーションを上げるテクニック
となっており、各章とも10個前後の“コツ”で成り立っています。
そして、1つのコツが3~4ページほどで解説されています。
「私の方が営業成績はいいのに出世が遅い」「実力主義のはずなのに、評価が不透明すぎる」と感じている方の、一つの救いになり得る内容となっています。
会社で良好な人間関係をつくるための3つの考え方
1.敵をつくらない
どんなに仕事が出来たとしても敵をつくりながら結果を出し続ける人はいないとのこと。
初めはいい仕事が出来ることでどうにかなっていても、敵が増えてしまうと仕事はどんどんやりづらくなっていきます。
本書では自分が気が付かないうちに敵をつくってしまうおそれがあることを学んで欲しいと書いてあります。敵をつくらないために気を付けることは、
・一度口に出した言葉は消せないので、不用意なひと言を発しない
・他人が聞いたり、読んだりして気持ちのよくないことを発信しない
・「待ち合わせに遅刻しない」「締め切りを守る」など、当たり前のことをキッチリこなす
などなど。
味方をつくる前に敵をつくらない意識が大切です。
2.好かれるより信頼されることを目指す
人と関わる以上「好かれたい」という気持ちが出てくるものですが、そうなると力が入って空回りしてしまいがちです。
本書によると「好かれたい」よりも信頼されることを目指す方がうまくいくとのこと。
そして信頼されるためには
・約束を守る
・感謝を伝える
ことを日々積み重ねることが大事です。
細かいことの誠実な積み重ねがあなたの評価に繋がるのです。
著者はこうした積み重ねを“いいこと貯金”と呼んでおられるそう。
この貯金があれば、もしミスをした時も相手が心広く対応してくれるとのことです。
3.難しく考えずとにかくやってみる
人間関係を難しく考えると行動しにくくなります。
行動がなければ失敗も少ないかもしれませんが、何の失敗もなしに上手くなる物事はありません。それはコミュニケーションも同じです。
失敗することがあってもそこから学んでコミュニケーションの技術を磨いていきましょう。
著者によると「会社の人間関係の構築は生まれ持ったセンスではなく、後から身につけるスキル」だそう。後から身につくものだと思えば、行動あるのみですよね。
また、人間関係が良好な人は、”自分の失敗を話のネタにしている”という特徴があるそうです。
失敗の数ほどいいネタができて、それを話すことで周りの人から応援されやすくなるのです。
今日からできること
ムカついた言葉に点数をつける
ムカつく人のことを考える時間が少ないに越したことはないですが、なかなか頭から離れなかったり日頃から接する機会が多いとなったらそうした時間を減らすのは難しいでしょう。
そんな時はムカッとした言葉にゲーム感覚で点数をつけてみるという方法が本書の6章で紹介されています。
ストレートな言葉であれば「ひねりがないから30点」とか、勢いが強ければ「なかなかの威力!90点!」とか、こうして判断すると怒りがスッと収まり、ムカつきもどこかへ飛んで行ってしまうとのこと。
これは上司から怒られたときにも使えます。
怒られ方、注意のされ方に点数をつけてみましょう。
それにより気持ちの落ち込みが減って、仕事の改善に取り組みやすくなるでしょう。
まとめ
学校と会社では「何で評価されるか」が違う。これは会社員になる方、会社員でいらっしゃる方は大前提として知っておいた方が良いと、本書を読んで改めて感じました。
僕も長らく非正規雇用で働いた経験がありますが、力不足だったとしても、本書にあるこの“違い”をもっと早く意識しておけば、会社員としてのステータスはもう少しマシだったのではないかと悔やまれます。
本書では普段の仕事の他、飲み会やプライベートでの振舞い方、見た目が恐い人やライバルになる人との接し方も具体的に書かれています。色々なタイプの人間関係について解説されているので、役立つ情報がきっと見つかります。
タイトルの通り社会人1年目の方はもちろん、「いつも頑張っているのに何故か会社から評価されない」と感じる方にはぜひ手にってみていただきたい1冊です。
なお、本書は僕が参加している書評チーム「ツナグ図書館」を通じて読ませていただきました。「ツナグ図書館」についてはこちらでご紹介していますのでどうぞ読んでみてください。



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