これでもう数字は怖くない!「『ざっくり計算力』を身につける」を書評

ツナグ図書館

この記事は、仕事で必要な数字を大まかでも暗算でわかる方法が学べる本を紹介しています。すぐに使える計算方法も書いていますのでぜひ最後まで読んでいってくださいね!

本の概要

計算が得意でなくても、仕事で使う数字(平均値や利益率、何千万・何億といった大きな数字など)を計算機やExcelを使わずに暗算で大体の答えが出せる“ざっくり計算力”が身に付きます。

Part1~7まであり、仕事で使う数字はどれぐらい大まかで問題ないのかから始まり、小学校で習った算数の使い方から統計学の基礎知識、知っておくと便利なざっくり計算の小技まで、イラスト付きで解説してあります。

すぐに使えるオススメ“ざっくり計算力”3つ

1.大きい数のケタを一瞬で把握する方法

仕事をしていると何百万、何億という数字が資料に載ってくることがありますよね。

この時に3ケタごとに“,”(カンマ)が打たれていることが多いですが、これは会計の国際基準「千進法」というルールによるものだそうです。

大きな数を読むコツは、このカンマの左隣の数が「千、百万、十億、兆」になると丸暗記することだそう。

カンマ1つ 1,000 千
カンマ2つ 1,000,000 百万
カンマ3つ 1,000,000,000 一億
カンマ4つ 1,000,000,000,000 一兆

カンマ5つだと「千兆」ですが、仕事でそこまで大きな数字を扱うことはほとんどないので、この4つを覚えてしまいましょう。

シンプルですが、意識しておくと役に立ちますよ。

2.「補数」の考え方

1に対する9、25に対する75のように、ある数に足すとキリのいい数字(1や10、100など)になる数を「補数」といいます。

例えば14+9の場合、4の補数が6とわかっていると「繰り上がりには6必要だから9のうち6を足して20にしてから、あとで3を足そう」と瞬間的にわかり、23という答えがすぐに出せます。

まずは「足して10になる数」を覚えます。

1+9
2+8
3+7
4+6
5+5

の5つです。

「足して10になる数」の次に「100になる数」にいきます。

「100になる数」の場合は十の位が9、一の位が10になる数の組み合わせを考えます。
例えば83の補数は
十の位が9-8=1
一の位が10-3=7
となり、「17」とわかります。

そしてこの補数の考え方は目の前の数字の裏の数字がわかるということにもなります。
「降水確率が30%だとしたら70%は雨が降らない」、「今8時37分なら9時まであと23分」などですね。

裏の数字まで考えが及ぶようになると、見た目の数字に惑わされなくなりますね。

3.「パーセント」「少数」「分数」を自在に行き来するコツ

パーセントを扱う上で、それを少数、分数にすぐ変換できると便利です。

パーセントを基準にした場合、覚えるのはよく使われる

0.01%、0.1%、 1%、10%

です。これらを少数、分数にすると次の通りです。

0.01%=0.0001=10000分の1
0.1%=0.001=1000分の1
1%=0.01=100分の1
10%=0.1=10分の1

迷った場合は「1%=0.01=100分の1」を基準にしてケタをずらすとよいそうです。

これらがマスターできたら歩合(~割)も合わせてみましょう。

1割=10%=0.1=10分の1

ですね。

今日からできること

上から3ケタ目で切り上げや切り捨てをする

ざっくり計算するにしても、どれぐらいの「ざっくり感」がよいのでしょうか?本書によると

上から2ケタまでの数は残し、3ケタ目で切り上げや切り捨てをする

こうすると計算の正確さと暗算しやすさが丁度良いそうです。

例えば「1,538,651」だと
×2,000,000←ざっくりしすぎ
〇1,500,000←丁度良い
×1,530,000←まだ細かい 

とのことです。

ざっくり計算は答えを簡単に出せて便利なのですが、その数はあくまで「ざっくり」とした大体のもの。ピッタリの数ではありません。

ですので、仕事で相手に伝えるときは「だいたい~くらいですね」などとしておかないと、誤解を生むおそれがありますので気を付けて下さいね。

まとめ

この記事では初歩的な内容を主に取り上げましたが、これらが自然にできるようになるだけでも計算のスピードはグッと上がるでしょう。

「数字は苦手だから……」「文系だから……」と諦めずに、少しずつでもざっくり計算力の効果を実感できたら、計算が楽しくなっていきますよ!

本書ではこの他にも長さや時間などの単位の話、税抜き・税込みを瞬時に計算する方法、確率から考える「くじ引き」と「ガチャ」の違いなど、実践的で楽しく読める内容が盛り沢山です。ぜひ読んでみて下さい!



なお、本書は僕が参加している書評チーム「ツナグ図書館」を通じて読ませていただきました。「ツナグ図書館」についてはこちらでご紹介していますのでどうぞ読んでみてください。

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