この記事は、ブログやSNSで「発信」することでお金が受け取れる方法を学べる本を紹介しています。「発信って難しそう」「なんだか怖い……」そんな方でも安心して始められる内容を書いていますので、ぜひ最後まで読んでいってくださいね!
✅ はじめに
あなたの言葉が、お金になる時代が来た!
本書の冒頭の一文ですが、これを読んでどう思いますか?
「よっしゃ、チャンスだ!」
「そんなことできるの?」
「自分の言葉にそれほど価値なんてない……。」
これまで「雇われて働いて給料をいただく」ことが基本的なお金を得る手段だったのですが、SNSの普及により、言葉でお金を得ることも不可能ではなくなりました。
実際、僕もブログやSNSを通じてお金を得る体験をしています(少額ですが)。
誰もが言葉でお金を得る可能性を秘めている。ですが、その言葉も誰かに伝わって初めて力を発揮します。その伝え方・お金を得る方法を教えてくれるのが本書です。
✅ 目次を読んで思ったこと
本書の目次は次の通りです。
はじめに あなたの言葉が、お金になる時代が来た!
第1章 「伝えない人生」と「伝える人生」どちらを選ぶ?
第2章 「恥ずかしい」「怖い」を乗り越えて、最初の一歩を踏み出そう!
第3章 「最初の100円」を受け取る─お金の壁を超える勇気
第4章 「あなたの人生そのもの」が価値になる!お金にかえる7つのステップ
第5章 発信が続かない?その“モヤモヤ”を行動エネルギーに変える!
第6章 「発信が資産になる!」─3年後に自由な未来を手に入れる方法
第7章 「発信する人」だけが手に入れられる5つの特権
おわりに 「未来のあなた」が「いまのあなた」に感謝する日
まずは「はじめに」を読んで、あなたの言葉で伝えることの価値を感じてから第1章を読む。それでも「伝えない人生」を選ぶのでしたら、それ以上本書を読む必要はないかな、と思います。目次を読むだけでも、本書は「伝える人生」を歩む方向けに書かれていることがわかりますからね。
「伝える人生」に興味がある。でも、どこか不安に感じる。そんなところがあれば、その答えを得られそうな章を読み始めると効果的だと思いました。
第7章の『「発信する人」だけが手に入れられる5つの特権』もとても気になりました。
✅ 本書の概要(どんな内容?)
- テーマ:自分が「発信」することで人に喜んでもらい、お金を得て人生を変える
- 対象読者:ブログやSNS発信でお金を得たい方、今までの経験で誰かの人生をよくなったら嬉しいと感じる方
- 書き方:行間が広めで、優しく語りかけてくる文章。発信をお金にかえるためのメンタルについて書かれている部分が多い。
✅ 印象に残ったポイント3選
1. 「市場」ではなく「私場」
安心できる発信の場を自分でつくる”
発信を始めようとすると、
「知らない大勢の人に見られるのが怖い」
「SNSでツラい返信が来たらどうしよう……」
「価値のある情報を提供し続けないとダメだよね?」
といった不安があるかもしれません。
その解決策として、自分が安心して発信できる「私場(わたしば)」をつくるという考え方があるそうです。
自分らしく、自分のペースで発信できて、他との競争を気にしなくていい。それが「私場」です。
著者の場合はnote(文章や画像を自由に投稿できるメディア)が「私場」になったとのことです。
自分らしい場所を楽しくつくっていくことで興味を持ってくれる方が一人、また一人と増えていく。
最初は読んでくれる方が少ないかもしれませんが、その方々を大事にしていけば人は集まってきます。
自分のビジネスも徐々に広がっていくのです。
2.「缶コーヒーを買う感覚」でお金を受け取る
お金を受け取ることへの抵抗感をやさしく手放す
発信をお金にしようと思うと「難しい」「できない」「価値があるのだろうか?」という思いからか、
「お金をいただくのは申し訳ない……。」
となかなか受け取れないこともあるでしょう。
そんな時は、自分の発信をまずは缶コーヒーぐらいの値段から始めてお金を受け取ることへの抵抗感をやさしく手放していくとよいそうです。
自分が安心できるぐらいの価格から始めるのです。
そして、いただくお金はお客様の「ありがとう」が形になったもの。
ご自分がサービスに対してお金を払ったことがあれば、その時の気持ちも参考になるでしょう。
受け取る勇気を持てたとき、あなたの発信が多くの人の役に立てるようになります。
その喜びがまた新しい発信を生み、より大きな価値を届けることができるようになります。
3. お金のために喜びを犠牲にしない
何のためにお金を稼ぎたいのか?
この「お金のために喜びを犠牲にしない」は、僕が気になった第7章に書かれています。
お金があれば欲しい物が手に入るし、好きに遊ぶこともできる。暮らしにも困らない─。
だから、お金が欲しい。お金を手に入れなければ……!
となってしまうと、本来は嬉しさや楽しさ、喜びを感じるための手段であったお金が目的になってしまい、お金が入らないと苦しくなります。
著者も必死に努力して売上目標を達成できた時、思ったよりも幸せではなく、すぐに「もっと稼がなければ」という不安が生まれて、疲れてしまったそう。
その時にメンターから
「あなたは何のためにお金を稼ぎたいの?」
という質問を受け、お金のために自分の喜びを犠牲にしていたことに気付いたそうです。
本当は喜びのためにお金を稼ぎたかったのに。
それから著者はお金のために喜びを犠牲にしないと決めたそう。
するとセミナーもリラックスしてできるようになり、人と楽しく話せるようになって集客もスムーズ、結果として収入が増えたそうです。
「まずは喜びが先。それがお金という形で実を結ぶ。それが本当の豊かさへの道筋。」
これは今後も発信を続けていく上でとても大事な考え方だと思いました。
✅ 今のあなたに、本書から伝えたいこと
発信をお金にかえる。その可能性は誰もが持っています。
それはなぜか?あなたの経験、これまでの時間が唯一無二のものだからです。
同じ学校に通った、同じマンガを読んだ、同じ業界で働いた─など、共通の環境を過ごしたとしてもそこで感じたことや取った行動は、あなたならではのはずです。
その感情や行動、知識はきっと誰かの役に立つ。誰かを救うことだってあるでしょう。
まずは気後れしないで発信してみましょう。それを誰かが喜んでくれた。それがお金という形になるのです。
✅ 今日からできる小さな一歩
★あなたのワクワクをリストアップしよう
これは第4章で解説されている『「あなたの人生そのもの」が価値になる!お金にかえる7つのステップ』の1つ目。自分が夢中になれる、ワクワクすることの中にあなたの発信のタネが隠れているそうです。
そのワクワクを探すために、自分にする質問が3つあります。
①時間を忘れて夢中になれることは?
②誰かに話したくなることは?
③お金を払ってでも学びたいことは?
そして、ワクワクすることには2つの大切な要素が含まれているそう。
1.「才能」
2.「必然性」
夢中になっている間にいつのまにか才能が磨かれていたり、あなたが本当にやるべきことが隠されていたり。そしてそれは、不思議と社会や誰かにとって必要なこととつながっているそうです。
いきなり発信が難しいという場合はこのワクワク探しから始めてみましょう。
楽しみながら誰かの役に立ち、お金も手に入る。そんな“発信生活”を、本書を片手に始めてみませんか?
なお、本書は僕が参加している書評チーム「ツナグ図書館」を通じて読ませていただきました。「ツナグ図書館」についてはこちらでご紹介していますのでどうぞ読んでみてください。
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