この記事は、リーダーになったけれど上手くまとめられず悩んでいる方や、リーダーとしての自信がない方がチームをまとめられるようになる本を紹介しています。どんな人でもリーダーになれる。それには何が大事なのか?そして本書の中でも特に大事だと感じたものを書いていますので、ぜひ最後まで読んでいってくださいね。
【書名】
決定版 強いチームをつくる! リーダーの心得
【著者・出版社】
伊庭正康著 明日香出版社刊
【おすすめポイント】
●誰でもすぐれたリーダーになれるセオリーやルールがわかる
●リーダーとして直面する課題への具体的な解決策がわかって実践的
●リーダーになったら注意すべきことがわかり、予防できる
【本書はこんな感じ】
リーダーって何か特別な存在な感じがしますよね。事実、メンバーをまとめて目的に向かって集団を導く役割なわけですから、まとめらる側とは違う考え方やものの見方が求められます。
それだけにリーダーを任された場合、その責任を感じてツラくなったり、思うように集団をまとめられなくて自信をなくしてしまうことがあるでしょう。著者もそんな時代があったようです。
本書は著者が「リーダーとして自信がない」時にどういうリーダーになるべきかと考え、多くのリーダーや経営者を触れていく中で、すぐれたリーダーには共通のセオリーがあることに気付いて実践し、部下の行動が変わって結果を出せるようになった、そのセオリーをまとめた1冊です。
「リーダーに資質は関係ない。ルールやセオリーを実践できているかどうか」
このことに少しでも関心が持てたら、本書は必ずやあなたの力となることでしょう。
本書の構成は次の通りです。
第1章 リーダーに「資質」はいらない
第2章 すぐれたリーダーになる「最短距離の歩き方」
第3章 ムダな時間を全てなくす「最速の仕組み」
第4章 部下のやる気が向上する「目標設定」
第5章 どんな状況でも必ず「達成する仕組み」
第6章 チームのチカラが上がる!部下に「任せる極意」
第7章 1つのミスが命取り!「リスク予防法」
第8章 新人を一流に「育てる極意」
リーダーとしての自分がどうあるべき。部下にどう動いてもらい、チームの力を上げて目標を達成するか。それらにふさわしいセオリーが8章に渡って書かれています。
印象的だったのは第1章の26~27ページの『「部下を成長させたい」と言うリーダーほど、部下にバカにされる理由』。リーダーは部下を成長させることは当たり前で、それを口にすることは周囲からイマイチだと思われてしまうそう。そして、リーダーは部下をどうにかしたいと語る前に、自分がどうしたいかという「未来予想図」を語ることが先だと書かれています。
部下やメンバーが関心があるのは、リーダーのこれまでよりも自分たちのこれからである。このことはリーダーのスタートとしてぜひ気を付けておきたい内容に感じました。
そして本書の中でも特に大事と感じたのは第7章の「リスク予防法」です。ふとしたことがリーダーとしての自分やチームに大ダメージを与えてしまいかねません。そうしたリスクをこの章で学び、予防しましょう。
主にどんなリスクかというと
・部下の不正
・部下がメンタルをやられてしまう
・ハラスメントで訴えられる
・悪い情報が入ってこない
などであり、本書はそれらへの具体的な対処法が書かれています。
人というのはどうしても「煩悩」の中で生きているもの。リーダーはそれを否定しては判断を見誤ると書いてあります。怒られたり、評価が下がることを恐れて”よからぬこと”に意識が向いてしまうことは誰にでも起こり得ます。
それを前提にリスク予防・回避といった防御力を高めることもチームを継続的に成長させて強くしていけるポイントです。自分も部下も安心して目標に向かって励むことができる、そんな環境づくりをリーダーが率先して取り組んでいきましょう。
リーダーが素質や自信といった目に見えづらいものではなく、セオリーやルールといった明確で揺るぎないものを基準に振舞えばチームも安定するでしょう。セオリーやルールは必要があれば調整できるところもよいですね。
リーダーという役目に不安を感じたら、本書をぜひ読んでみて下さい。
なお、本書は僕が参加している書評チーム「ツナグ図書館」を通じて読ませていただきました。「ツナグ図書館」についてはこちらでご紹介していますのでどうぞ読んでみてください。
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