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当ブログは薬の処方箋の表記を意識した書き方になっているよ。初見でも伝わるとは思うけど、以下の説明を読んでもらえるとより楽しめるので良かったら一読してね。
【書名】
働き方完全無双
【用法・用量】
成人(18歳以上)、1日10~16ページ程度を限度とし、これからの日本を生き抜いていくための非常識な戦略を学ぶこと。ただし、よくも悪くもひろゆき氏らしい文体なので、普通に読んでいて気になるようなら本文の太字部分に絞って読み、詳しく知りたい内容なら周りの文章を読むとよい。
【効能・効果】
●これからの日本で自分の生活を守る方法がわかる●普通では思いつかないような働き方を知れる●ベーシックインカムの実現、観光産業の発展に関する参考意見を得られる
【製造・販売元】
ひろゆき著 大和書房刊
【注意】
大きく稼ぐより細く長く生きていく方法について書かれているので億万長者を目指したい方には不向き。また、著者の独特な考えは出版された2018年の状況が基になっているので、現在でも通用する意見なのかを注意しながら読もう。
【備考】
安い給料で人を雇えて低いコストで物を運ぶことが出来るようになり、製品の質もちゃんとしている。これらが世界的に出来るようになったため、給料が高い日本は他国との競争で勝つのが難しくなり、経済状況が悪くなっていく。本書はそんな日本で生きていくためには個人の「攻め方」「守り方」を習得し、企業の「論理」を身につけて、業界としてよりよい「環境」に入っていく“無双”状態の働き方がよいのではないかと提案している。
「攻め方」では特別な能力がなくてもちょっとした行動や心持ちで、周りと比べて有利になる方法が書かれている。「100万円の貯金ができているかどうか」も重要だそう。貯金するための考え方も書いてあって、これはよいと感じた。
「守り方」ではブラック企業からの身の守り方と、働かなくても毎月数万円手に入るベーシックインカムについて解説。睡眠や食事など健康に暮らしていくためのポイントも書かれている。社会がどうなっているか、自分が元気でいるためには何を気を付けたら良いかを知るのは大事だ。
企業の「論理」はどんな人を社員として残すかや付加価値を付けることが大事であること、飛び抜けた技術や人材の芽を潰すような規制を禁止せよといった趣旨のことが書かれている。企業に必要な事柄が分かると自分はどう動いたらよいかが分かるのでとても参考になる。
「環境」としては日本はスマートフォンや自動車よりも観光産業に力を入れるべきと書いている。経済的に安定していくと共に観光しやすい国づくりで平和的に身を守っていくという考え方は面白かった。
本書は全体的に「非常識」な内容ではあるが、世の中の状況を観察し情報を得た上で書かれているのでデタラメなわけではない。今の「常識」的な働き方でツラい思いをしているのならば、本書の働き方は大いに参考になるだろう。“無双”な人生を掴め!
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