高橋俊介の「キャリアをつくる独学力」を要約して書評

処方de書評

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当ブログは薬の処方箋の表記を意識した書き方になっているよ。初見でも伝わるとは思うけど、以下の説明を読んでもらえるとより楽しめるので良かったら一読してね。

【書名】
キャリアをつくる独学力 プロフェッショナル人材として生き抜くための50のヒント

【用法・用量】
成人(20歳以上)、1日3~10ページ程度を限度とし、独学でビジネスパーソンとして実績を上げていく方法を学ぶこと。ただし、内容が少し難しく、漢字も多く使われているので、実際にページに目を通してから読み始めるかを決めるとよい。

【効能・効果】
●変化の激しい時代を生き抜く力がつく●自分の価値観や考えを基準にして仕事を選んでいける●学ぶことが楽しくなる

【製造・販売元】
高橋俊介著 東洋経済新報社刊

【注意】
独学力を高めるにあたって本書はリベラルアーツ(文学・芸術・自然科学などの基礎知識)の重要性を説いているが、リベラルアーツがキャリアアップに直接関係するものではなかったり、そもそも興味がないなどでやる気が出づらいかもしれない。その場合は巻末の「独学力を高めるリベラルアーツのための読書案内」に著者の選書が載っているので、その中から興味が湧いた本を読むことから始めるとよい。ベストセラーの「銃・病原菌・鉄 上下巻」(ジャレド・ダイヤモンド著 倉骨彰訳 草思社刊)とかおすすめ。

【備考】
独学でもプロになれる。だけどコツがある。本書は現代社会で会社に頼ることなくキャリアアップするための指南書。独学とは「学びの主体性」を意味し、①なぜ学ぶのかという「学びのWhy」②何を学ぶのかという「学びのWhat」③いかに学ぶかという「学びのHow」 の3つの要素から成り立つ。自分の価値観や自分で決めたルールによる判断・行動に主体的な学びを関連付けて質を高めることで、キャリアが作られていく。その学びの基盤となるのがリベラルアーツ。リベラルアーツによって脳は幅広い機能が鍛えられ、物事の本質を理解できるようになる。独学でキャリアを築いた方々の実例が書かれていてポイントが掴みやすい点も本書の良いところ。独学で人生を切り拓きたい人に是非読んでほしい1冊。


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