「やってのける 意志力を使わずに自分を動かす」を要約し書評

処方de書評

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当ブログは薬の処方箋の表記を意識した書き方になっているよ。初見でも伝わるとは思うけど、以下の説明を読んでもらえるとより楽しめるので良かったら一読してね。

【書名】
やってのける 意志力を使わずに自分を動かす

【用法・用量】
成人(18歳以上)、1日2~6ページ程度を限度とし、意志の力に頼らないで努力する方法を学ぶこと。ただし、文章が単調に書かれているので飽きが生じるかもしれない。その時は読書を一旦止め目次を読み直し、気になるページに移るのもよい。

【効能・効果】
●目標が達成ができる●目標が達成できる方法を伝えられる●どんな目標にも挑める底力がつく

【製造・販売元】
ハイディ・グラント・ハルバーソン著 児嶋修訳 大和書房刊

【注意】
全13章あり、「やってのけ」られるようになるにはそれぞれをよく読み込んで行動に移す必要があるので、時間と根気が求められる。本書を読みながら気分を高めると取り組みやすいので、本書をすぐ手に取れる場所に置いておくとよい。

【備考】
これまでの考え方や行動ではできるはずのことも成し遂げられない。目標達成に必要な知識や行動を科学的に追求し実践できるようにした1冊。目標を達成できるかどうかは生まれつきの資質のみでは説明できず、目標を達成する能力は誰でも高められる。目標達成には自制心が必要だが、自制心は筋肉のように鍛えることができ、不足してきたら補うこともできる。効果的な計画を立て、現実的な楽観主義を持つことも目標達成の確率を高めてくれる。時には目標そのものを見直して自分にとって簡単かつ楽しい方法で取り組むことだってできる。各章の最後にはその章のポイントをまとめてあるので、繰り返し読む場合はそのポイント部分に目を通し、内容を振り返りたい時は本文に戻るというのが効率的。社会心理学者たる著者は「もともと、絶対的な確信がない限り何かを明言しないタイプ」だそう。それだけに信憑性のある内容となっている。

出典:ハイディ・グラント・ハルバーソン「やってのける 意志力を使わずに自分を動かす」(大和書房、2013年)

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