樺沢紫苑「精神科医が教える 読んだら忘れない読書術」を要約・書評

処方de書評

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当ブログは薬の処方箋の表記を意識した書き方になっているよ。初見でも伝わるとは思うけど、以下の説明を読んでもらえるとより楽しめるので良かったら一読してね。

【書名】
精神科医が教える 読んだら忘れない読書術

【用法・用量】
成人(15歳以上)、1日3~10ページ程度を限度とし、本を読んでも忘れなくなる方法を学ぶこと。ただし、数ページ読むだけでも情報量が豊富なので、消化しきれないと感じたら読むスピードを落とすこと。

【効能・効果】
●読書の内容を忘れなくなる●本の選び方、買い方、紙の本か電子書籍かを選ぶ力が養われる●人生を変える読書術が身に付く

【製造・販売元】
樺沢紫苑著 サンマーク出版刊

【注意】
本書は約250ページにおよぶが、そのうち読んだら忘れない方法そのものについて書かれているのは2章~4章の約75ページ。純粋に読書術のみ学びたい場合はその部分だけ読むのもよい。

【備考】
もう「読んだつもり」にならない。脳科学に裏付けられた様々な読書術は、読んだ内容を忘れなくなる優れたものばかり。忘れないための基本は①1週間に3回アウトプットする②移動時間などのスキマ時間で効率的に読書する③最低限「内容を説明できる」「内容について議論できる」レベルを目指す深い読書、「深読」をするの3つ。特にアウトプットとスキマ時間はキーワードで、アウトプットは本を読みながらマーカーでラインを引くことから始めるとよく、制限があるスキマ時間は集中力がアップするのでそれを利用しよう。文中でビジネス書は「きちんと実践すれば『ビジネス書、1冊1500円は安い!』が当たり前になる。」と書いているがまさにその通り。本書も同様で、この内容で本体1500円は間違いなく安い。

出典:樺沢紫苑「精神科医が教える 読んだら忘れない読書術」(サンマーク出版、2015年)

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