加藤昌治「考具 考えるための道具、使っていますか?」を要約し書評

処方de書評

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当ブログは薬の処方箋の表記を意識した書き方になっているよ。初見でも伝わるとは思うけど、以下の説明を読んでもらえるとより楽しめるので良かったら一読してね。

【書名】
考具 考えるための道具、持っていますか?

【用法・用量】
成人(18歳以上)、1日5~10ページ程度を限度とし、アイデアを生むための道具や思考法を学ぶこと。ただし、アイデアを生み出せるようになるには時間がかかるものなので、焦らないこと。

【効能・効果】
●今より優れたアイデアを出せる具体的な方法や道具の使い方が身に付く●アイデアが自然と浮かぶ頭になる●仕事だけでなく普段の生活も楽しくなる

【製造・販売元】
加藤昌治著 阪急コミュニケーションズ(現CCCメディアハウス)刊

【注意】
アイデア出しに役立つ道具の使い方が書かれているものの、2003年出版のためかスマートフォンの記述がない。携帯電話やデジタルカメラ、ICレコーダーにウェブサイトなどの活用法が取り上げられているので、それらをスマートフォンで使う場合だったらどうするかと変換して取り入れよう。

【備考】
よいアイデアが思いつかなくていつも悩む。そんな人のための1冊。本書では考えるための手法や道具を「考具」と呼び、それらを使いこなすことでアイデアに溢れた企画型人間になれる。アイデアが出るようになるかどうかは後天的なもので、自分が置かれた環境よりも普段見聞きしている物事からヒントを得ようとする意識があるかどうかが大事。自分自身をアイデア・企画を出せる人間と定義してしまうことも効果的である。そもそもアイデアを考えるとは何かという話から始まりアイデアを形にする方法、有効なアイテムまで紹介されている点がとても実用的でおすすめ。

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